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022 魂の価値

Author: 坂森大我
last update publish date: 2026-08-09 18:15:17

 えっと、何?

 今、私の名前を呼んだ?

 そんなはずないって。だって私は彼と初めて会うんだもの。加えて全裸で街を彷徨くような知り合いなどいないわ。

「リィナだよな……?」

 どうしてか彼が続けます。

 やはり聞き間違いではなかったみたい。彼はハッキリと私の名を口にしていました。

「ええ、まあ。私はリィナ・セラ・サンクティアだけど……?」

「そうか……。ハハハ、俺って奴は本当についてないな……」

 なぜか彼は頭を抱えるようにして笑っています。

 ついてないってどういうこと?

 彼は私のことを知っていて、尚且つ出会いたくなかったってこと?

「貴方、誰なの……?」

 再び問いかける。

 私は彼が何者なのか知りたい。

 私を知っていたのに、避けようとしていた理由まで。

 私の質問に彼は苦い顔。やはり会いたくない理由があるのでしょう。正体を明かしたいとは考えていない感じ。

「まあ、知ってると思うけど……」

 知らないって。

 初対面である私が何を知っていると言うつもりなの?

 疑問しかなかった私なのですが、彼はその言葉通りの話を続けます。私が彼を知っている理由をそのままに。

「俺
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